ウィッグをヘアアイロンでスタイルチェンジする方法。
ウィッグをしばらく使っていたら、カールタイプのものはカールが取れてきたり、持っているストレートウィッグをふわふわスタイルにしてみたくなりますよね?そういう時は自分でヘアアイロンを使って巻いちゃいましょう!
もちろん私、そんな手先器用じゃないわ~という方は、ナチュラルサロンへ持ち込みしてください。プロに任せれば、有料ですが、新品を購入したみたいに、きれいなヘアスタイルになって戻ってきますよ。
それでは、自分でウィッグをヘアアイロンで巻く方法をご紹介します。
(1).まず一番間違ってはいけないのは、ウィッグが人毛か?人工毛か?人工毛なら、耐熱人工毛なのか非耐熱人工毛なのか?
ナチュラルで購入いただいた、MQ100やMQ200は耐熱人工毛タイプなので問題ありませんが、他社のウィッグは非耐熱タイプが多いので必ず確認してください。非耐熱ウィッグにヘアアイロンを使用すると瞬間で縮れて使い物にならなくなってしまうので注意!
もちろんMQ600は人毛100%のウィッグですから、ヘアアイロンもパーマも毛染めもOKです。
(2).ウィッグを巻く前に軽くブラッシングしましょう。汚れやにおいが気になるときは、シャンプーして、タオルドライとかるくドライヤーでかわかしてください。少し水分が残っている程度から、ヘアアイロンをつかいましょう。
ホコリや絡みが残っているとウィッグが傷む原因になります。たんぱく汚れがあると、アイロンの熱で変質してこげくさいにおいが洗っても取れにくいです。ひどいと捨てるしかなくなります。
シャンプーせずにヘアアイロンを使う場合は、霧吹き(スプレイヤー)で水を吹きかけておきましょう。人毛ウィッグは、寝癖直しのミストなどがいいでしょう。人工毛のウィッグは水だけで湿らせてください。少ししっとりする程度でいいです。べちょべちょになるほど水が滴るほどすると、アイロンの時間が長くなって、人工毛にも人毛にも良くないです。
(3)アイロンの温度は、最高180度までと耐熱人工毛の原料メーカーが言っていますが、カールが一番つきやすい温度は120~140度ですので、それくらいの温度で巻くようにしましょう。人毛の場合も140度から160度の中高温でしましょう。180度以上の高温は髪の毛を痛めてしまいます。
(4)巻き始める前に、髪を大まかにブロッキングしてダッカール(ヘアクリップ)で数か所に止めておきましょう。仕事がしやすいです。
ロング~セミロング ブロッキングは9か所
巻く順番も同じがいいでしょう。
1・頭頂部
2・右サイド上 3・右サイド下 4・右後ろ上 5右後ろ下
6・左サイド上 7・左サイド下 8・左後ろ上 9・左後ろ下
ダッカールは持ってない、めんどうと思う人はしなくてもできます。しかし上記のブロッキングと同じように分けてカールをしていかないと、後から、カールができてない部分が残ったりして、結局は時間がかかったりします。
頭頂部の前髪から巻いて次に後ろと両サイドを巻いていく方法と、反対に、ブロッキングして全部まず上にあげて、下から巻いて少しづつブロッキングしたダッカールをはずしながら、上に向かって巻いていく方法があります。
巻く時も毛をたくさん取り過ぎず、シャープペンシル程の太さの束を巻いていきましょう。数秒でカールはつきます。あまり長い時間アイロンで巻いた状態だと、髪を痛めます。
頭頂部はぺちゃんこになりがちです。どのかつらも最初は、頭頂部から根元までしっかり巻いて立ち上がりを作りましょう。
次にサイドを上下に分けて巻きます。次に後ろ半分の上下。これで残すは反対側半分も同じように巻きます。
後頭部のつむじを最後に根元までしっかり目に巻いておくと後頭部がふんわりして横顔が素敵なヘアスタイルになります。
巻き終わったら、最後に目の粗いブラシで軽くほぐしてカールを整えます。指でほぐすだけでもいいかもしれません。
もっている人は、ホットカーラーも失敗が少なくていいでしょう。こちらも少なめに髪たばを巻いていくといいでしょう。
(5)ヘアアイロンで巻く際、一番大事なのが巻いたあと、そのまま下に落としてはいけません。アイロンから髪の毛をそっと抜いて、カールがついたまま手のひらにおきます。
カールを手の平で支えて冷めるまで固定することです。ドライヤーの冷風を少し吹きかけ、冷まします。ウィッグは熱が冷める時にカールがつくので、ヘアアイロンを抜いてから手の平で下からカールを支えて冷めるまで待ちましょう。
この支える工程が一番重要です!ここを飛ばすとカールがうまくつかないので注意しましょう。時間がかかった分、素敵に変身できます。頑張りましょう。
ヘアアイロンで巻く作業は時間がかかりますが、丁寧にやればキレイなカールができますので参考にしてくださいね!
この時、きつめにカールをつけておくことが大事です。緩めにカールしてしまうと、スタイリングのブラッシングの際に、カールがだれてほぼストレートなんていう、努力が水の泡になります。きつめのカールを、スタイリングの際にほどいて、ゆるゆるカールで仕上げて完了。というのが、一番きれいに仕上がります。