医療用ウィッグかつら ナチュラル(株)

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メンテナンス方法

ウィッグのメンテナンス方法

1:ウィッグ台にのせて保管

ウィッグは毎日脱いだはウィッグ台にのせて保管しましょう。台の上などにそのまま置くと、次の朝、寝ぐせのように癖がついてスタイリングに時間がかかります。全かつらは下の写真のようなウィッグ台にのせると一番良いです。部分かつらで髪が短い場合は、キッチン用のざるを裏返ししてその上に被せましょう。

2:ウィッグのシャンプー

かつらは、被っていただくと必ず数日に一度は、ウィッグのシャンプー(洗髪)が必要になります。自分から出る汗、それ以外にほこりや周囲の臭いがついたり(焼肉・タバコなど)など汚れてきます。自毛はほとんどの方が毎日洗髪されると思いますが、ウィッグの場合、そこまで頻繁にする必要はありません。臭いを気にしすぎて、シャンプーの回数が増えれば、次第に髪の栄養が出ていき、ドライヤーとブラッシングで髪の表面のキューティクルも次第に減っていくので、早く痛んだ髪になります。かつらの寿命が短くなってしまいます。

夏季:3~10日に1回  冬季:7日~14日に1回

かつらの裏側を水で濡らして固く絞ったお手拭きやタオルなどで、毎日夜外した時に、忘れず内側を軽くふいておきましょう。柔らかいネットは触らなくてもいいですが、テープを貼る部分の、NPU(ウレタン部分)や耳裏のゴムの入っている布部分など、汗を軽く拭いておくだけでもいいです。ウレタンやゴムの劣化が進みにくいので修理に出す期間が延びます。

大汗をかいた日はできればシャンプーしておきましょう。そのままにすると、当然匂いが気になるようになります。本人は気が付かなくても(自分の匂いだから)周囲の人には、分かってしまうようになります。自分でかつらの匂いを嗅いで、「匂う!」と思った時には、周囲の人にはもっと迷惑をかけているかもしれません。

あまりにシャンプーをせずに放置していくと、髪の毛の中に汚れがたまって、いざ、シャンプーしようと水の中にかつらをつけた瞬間に汚れが水分を大量に含んでしまい、髪の毛が瞬間で石綿のように固まってしまいます。すごい毛がらみを起こします。(下写真)ひどい場合は、ほどくことができず、修理も不可能になった事例もありました。たとえば、中高生で部活で毎日すごく汗をかく運動をしている人などは要注意です。それから、何度もヘアワックスで固めたウィッグも要注意です。今までに何度も石綿のように毛がらみ事故を起こしています。

 

3:かつらのシャンプーとトリートメントの方法

  1. シャンプー前にまずは、髪の毛をブラッシングしてからみを解いておきましょう。濡れてから絡みを解こうとすると、キューティクルを痛めて艶のない古い髪になります。また抜け毛の原因にもなります。
  2. 次に、洗面器やシャンプーボールに人肌程度の温度のぬるま湯を貼って、シャンプー剤を1回分溶かします。そこにウィッグを静かに入れます。手櫛でいいですので、軽くかつらの髪をお湯の中で梳かします。
  3. 次に髪がすごく汚れている場合は手にシャンプーを少し取って髪になでつけ、泡立てていきます。そこまで汚れてない場合(普通)は、湯に溶かしたシャンプー剤だけでほとんど大丈夫ですので、泡立てながら髪を手櫛で解くようにして軽く汚れをおとします。
  4. かつらは髪より裏のネット(頭皮にあたる部分)部分が一番汚れています、泡をすくって手でネットにのせて、ゆっくり優しく円を描くようにして洗ってください。
  5. 一旦、シャンプー剤入りのお湯を流して、シャワーに切り替え、髪は手櫛でからまないように頭頂部分からシャワーの湯をしっかり通して泡を流してください。
  6. 裏側のネット部分も泡がなくなるまでしっかりシャワーをします。
  7. 軽くウィッグの水分を絞ってから、トリートメント剤をつけましょう。自毛よりたっぷり目に。5分ほど放置します。その後、シャワーで洗い流します。
  8. 最後に軽く手でウィッグを絞って水気を切って、ハンドタオル1~2枚でウィッグを挟んで、手で挟むように叩いて、水分をタオルに移します。
  9. 内側のネット部分もタオルで拭き上げます。
  10. 少し濡れた状態で、洗い流さないトリートメントを少量つけます。
  11. ドライヤーを使って内側から外側から温風で乾かします。(ただし人工毛のウィッグの場合は、冷風で行います。せっかくついているカールが取れます。)※乾かさずにそのままにして、夏にカビをはやしてしまうと、どんなに洗ってもカビはとれませんので、かつらは使えなくなります。市販のカビ取り剤など使うと、髪の毛もネットも一度でダメになります。
    左からシャンプー 洗い流すトリートメント剤(栄養) 洗い流さないトリートメント剤(表面コーティング)
  12. くるくるドライヤーやヘアアイロンでカールをつけたり、ストレートにすることもできます。その場合、熱保護用のスタイリング剤を髪につけてからおこなうと、痛みが少なくてすみます。

4:かつらの退色で、ヘアカラーをする

ウィッグは、納品時に、工場で行う染色を髪にしている場合があります。もしくは、購入後ヘアカラーを施している場合も同じく、数ヶ月すると髪が赤茶けてきます。紫外線により退色を起こしています。自毛が下から出ている場合などは、差がでてかつらばれする原因になります。じわじわ退色しますので、自分では気が付かないうちに茶髪になって、職場や学校で指摘されるようになってしまいます。そうなる前に、ヘアカラーを施しましょう。

ヘアカラーは、スーパーやドラッグストアで購入できる薬剤でも染色は可能です。しかし、注意して行わないと髪を1度に痛めてしまったり、地肌の肌色部分のネットは、シルク等でできていますから、カラー剤がついてしまうと取れません。かつらの頭皮が黒いしみかほくろのようになりますので、市販の薬剤で自分で染毛するのは、おススメしません。ナチュラルサロンにお持ちいただきカラーをお任せいただいたほうが無難です。(有料)

どうしても自分で行いたい場合は自己責任でお願いします。その場合、薬剤がゆるい感じのものは避けましょう。例えば泡で染めるタイプなど・・・ウィッグの頭皮に流れてしみになります。固めのクリーム状のものを使って、根元1~2センチには薬剤をつけないようにしましょう。流すときも薬剤がネットにかからないように気を付けて流します。その後必ず栄養トリートメント剤をしっかり目に施してください。

  • MQ600は、人毛100%。ナチュラルブラックの場合、工場で染色してナチュラルブラックにしています。栗毛色は、軽くブリーチを行っただけで、染色を施していません。ナチュラルブラックは半年くらいで2~3トーンくらい明るくなります。栗毛色は退色しにくいですが、紫外線の影響でやはり少しずつ退色して2年ほどで2~3トーンほど明るくなります。
  • MQ200は、人毛30%×人工毛70%なので、人毛の割合が少ないため退色は起きにくいです。しかし、紫外線に毎日あたる時間が多い人は、年単位ですがじわじわ退色していきます。
  • MQ100は、人工毛100%のため、退色はしません。その代わり、人工毛のため髪の劣化が人毛より早いです。毛がらみがしやすいので、トリートメント剤の代わりに、洋服の洗濯時に使う柔軟剤をとかしたぬるま湯(30度)にウィッグをくぐらせておくと良いでしょう。

 

 

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